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秋田県産 黒ささげ(てんこ小豆) の成長記録 -当社指定契約栽培-

秋田県産黒ささげ(てんこ小豆) の畑

 秋田の豆食文化で赤飯は重要な食品です。近年、食文化が多様化しておりますが赤飯の需要は相変わらず根強いものがあります。農業国秋田も後継者不足や収入面から生産者意欲が無くなり現実は厳しい格好です。

 当社は秋田県産と契約栽培のタイ国産で市場に安定供給しておりましたが、前途に申し上げたように秋田県産の収穫高が激減しました。収量が減少した最大の理由は栽培しても利益につながらない事が挙げられます。

 そこで当社は生産者と直結して契約栽培を敢行することになりました。てんこ小豆を皆様に安定供給するためには契約栽培は必要不可欠であると考えております。

秋田県産黒ささげ(てんこ小豆)の契約栽培 基本情報

 種 子  黒ささげ(てんこ小豆)
 播種日  平成15年5月12日
 作付場所  秋田県雄和町女米木 地 区
 契約者  (有)鈴和商店

秋田県産黒ささげ(てんこ小豆)の契約栽培 圃場紹介

     
   
  畑全体の様子。
夏には緑一色になることでしょう。
     
  今日はとても暑い一日でした。
     
  5cmくらいの長さです。
     
   
  2週間でこんなに大きくなりました。
     
  明日から雨の予報です。
ついに梅雨入りしちゃうのでしょうか?
     
  遠くから見た畑。
     
   
  存在感がありますねぇ。
もう少しで蔓(つる)が伸びてきます。
     
  雨の中、長靴持参で行ってきました。
     
  プレートと同じくらいの高さにまで成長。
約30cmになりました。
     
   
  足の踏み場がない程生い茂っています。
除草剤は一切使用していないので手作業で雑草を取り除きます。
引き受けて下さった農家さんに感謝!!
     
  本日快晴!!
夕方から雨の予報なので蒸し暑い・・・
     
  中の様子はこんな感じです。
表からは分かりませんでしたがこんなにしっかりした太い茎に成長していました。
     
   
  約90cmの高さまで成長しました。
まもなく収穫の時期を向かえます。
     
  梅雨明けをしないまま秋を向かえる秋田です。
また1週間雨の予報。
     
  「てんこ小豆」の「てんこ」は当て字で「天甲」って書くそうです。
写真ではわかりにくいですが『種を守るかたい莢(さや)が天を向いて育つ』事から「天甲(てんこ)」の呼び名を付けたのでしょうか?
文献を見ても何も記されていないので、あくまでも私個人の憶測なんですけどね...。
     
   
  1m近くに成長していました。
①は上部にある葉の部分の拡大図
②は中央部にある莢(さや)
③は莢(さや)の中のてんこ小豆
     
  ①青い莢(さや)
前回の「てんこ小豆名前の由来(憶測)」を裏付けられるような莢の付き方だと思いませんか?
     
  ②莢(さや)とてんこ
完全に成熟すると莢(さや)が緑から茶色に変わります。
茶色に変色した莢(さや)からはほとんど栄養分が検出されません。
中にある実を守るだけでなく自らの栄養分を与える・・・。
お母さんと赤ちゃんみたいな関係ですね。
     
  ③莢(さや)の中
みんな同じ方向を向き、きれいに整列している様子がなんだかかわいらしく思えるのは私だけでしょうか?


なんと道路を挟んで向かいはこ~んなに広い田んぼ!
せっかくですから『米どころ秋田』の田んぼの移り変わりも紹介しちゃいます!
         
   
 5月29日    6月12日    7月4日
こちらもだいぶ育ってきました。
水路が見えなくなりそうです。
     
 7月28日
緑の絨毯が敷かれているみたいな錯覚にとらわれます。空の青とのコントラストがGOODです。
   8月21日
冷夏で農作物に被害が出ていますが、秋田のお米は今のところ何とか大丈夫のようです。このまま順調に育ってくれれば良いのですが...。
   


秋田県産黒ささげ(てんこ小豆)の収穫を終えて

 収穫期に私自身が乗り遅れてしまい、生産者が気を使って残してくれていた一株を持ち帰っての撮影になってしまいました。楽しみにしてくれていた皆様には大変申し訳なく、ここにお詫び申し上げます。当店始まって以来始めての試みであった契約栽培でしたが生産者の理解と協力、そして努力のおかげで順調に収穫を迎える事が出来ました。

 この契約栽培は決して今年限りで終わらせるのではなく、来年・再来年と続けていく次第であります。トレーサビリティ(生産履歴の追跡)の構築と栽培マニュアルの作成を来年の目標として掲げ「てんこ小豆」をこれからも皆様に提供する努力を惜しまない事をここに約束して今年の栽培日記を終わらせていただきます。約半年間ありがとうございました。

秋田県産黒ささげ(てんこ小豆)の将来に向けて

 現在当社は岩手県の一部生産者と試験栽培も含め、少しずつではありますが基盤を構築しております。
『スローフード』と連結して近い将来、「小生産者や郷土の豆文化を受け継ぎ支えていくこと」「価値ある食材の存続」に地元の賛同者と力を合わせて精進していきたいと考えております。

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